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【右丁】
さるほとにめのとかへりてつほねのうちをみけれ
はひめきみもしゝうも見えさりけるこはいかに
いつくへおはすへきほとけの御まへゝまいりたま
へるかとてしやうめんにたちまはり人の中に
わけ入しゝうとたつぬれともいらへさりけりまた
かへりつほねをみけれともおはしまさすとな
りのつほねにたちいりこれにわかき人屋しのひ
て参りて候と申けれは中将殿すいしんをいた
していつくのならひのしるよしにたれとし
りてたつぬるそとこと〳〵しくとかめけれは
めんほくなくしてかへりぬひめきみもしゝう
【左丁】
も見え給はねはへつたうはつほね〳〵をも
さかしたくはおもへともときの女御つこもり
にてみすかけかけまはしきちやうひきつゝ
けてぢんとうのふしともには〳〵にかゝりをた
かせつしかためのけしきもきひしかりけれは
さすかにそうの女はうをうしなひてさかすと
いふにおよはすおもひなからちからなしへつ
たうはかきりなくうらみけれはかなしさせんか
たなくしてめのとはなく〳〵京へかへりぬさて
中将殿はひめきみの御そはにさしより御かほ
をみ給へはしくれのときかさをくりしひめきみ