Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション6

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 4322 (1) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 4322 (1) - ページ 11

ページ: 11

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【右丁】 なり中将殿は身のをきところなくうれし くていかなる人のとりにきたりたりともいかて かやるへきとおもひてほとけの御かたへうちむ きて  たのもしやかれたる木にもはなさくと  とけるちかひはいまそしらるゝ となかめ給ひていさゝせ給へ人もしらぬ所へか くし参らせんとてひめきみしゝうくるまにのせ 参らせてわか身はさいもんのきたはしをおく りくるまやとりよりのりぐしきよみつのさかを くたりにそやられけるにふもとのすゝきのむし 【左丁】 あきをしたふこゑさむ〳〵しものこすゑちくさの いろしもになれたる野はきのおとふけゆくまゝ にきりこめて物あはれなるに中将殿くるまの したすたれよりかりきぬのそてあまりてつゆ にしほたかにかくそゑいし給ひける   人しれすおもひかなへてゆくみちに   なにあさきりのそてぬらすらん かやうにうちゑひしくるまの物みをあけられ たりけれは月かけさし入てくものたえまの かりかねのはかけもくもりなくわたりあらしに かづちるこのはのをとかものかはらのともちとり