翻刻
【右丁】
一うちのよほうはかたきの馬の尾本より我馬
のかほのもとへ中三丈によするにやされ
はあ は(虫損[朱])ひ一丈二尺によすへしたゝしよせ
やうは能々用意すへしまさりの馬と
思(思[朱])はゝよすへしをとりての馬ならは
この て(手[朱])い( 忌[朱])むへし馬のかしらをつねはひら
むへし◦(此手のらんと思ハヽ凡此よほう秘蔵の事イニ[朱])なりこのやうをしらぬ乗尻の
遠おいをもし又近とてもぬかすなり
大つほ心得うかめてん乗尻はゆふかひなき
【左丁】
せうふはすへからすつねにうち出して後には
此つほを心にかけてわか馬かほかたきの馬の
まへのあしをみあはすへしかまへて我
馬のかほなふらせそたつ「か(イ)た」【「」内朱書】なかたすへしか
たきの馬のまへ の(イ無[朱])あしみたれはをうへし
かたきかほをみるといふせちあれともたかく
みあけたるはすこししやうねなけにあ
りと兼仲申きかくいふとてあしはかりを
まほるはあしき事也おひかほといふ物は