翻刻
【右丁】
すと馬思ていつるなり
本
一くらへ馬のやう〳〵のての次第
一か らや(うイ[朱])たへひさうのことなり
一はもんしこれはつねの手とはいへと も(んイ[朱])上す
と も(んイ[朱])のりいたすなりすへてくらへ馬のなら
ひ(いイ[朱])はいみしく上す一人のれ と(んイ[朱])もわろ し(く[朱])
あいしらへは上手もかひなし
一ちもし二説あり左のちもし右のちもし
【左丁】
◦(是イ[朱])様のせちあり一話惟方入道のちもし
一あり此は件入道の乗出たるて也うつら
めによせて乗へし秘蔵〳〵
一かくしふち三とにすきては乗へからす
それすきはとかめあるへし兼仲か物
語にいはく件の手はおくより馬をのり
うかめてをの〳〵馬をとゝろはしりに
ひらめてよせてもしやとみるて也新
日吉にて頼久兼直まかりあひて か(候歟[朱])し■(こイ[朱])