翻刻
【右丁】
すもとき〳〵はまうけわたしけりともみ
えたりこのてをいたくいむ物ならはくら
へ馬けうなくおもしろき事なからん【朱】か(イ[朱])
一おくよりよせはつゝみにおそれてよす
へかしくらへ馬の上すといふはおくにて
みえけり兼弘か申けるはさくらの 「はな(虫損[朱])」【「」内朱書】の
ちり (虫損[朱])「う(とる[朱])」【「」内朱書】によすへしかたきの馬のかし
らあしをみるへし
一つゝみにおそれてよすへきやうはつゝら
【左丁】
をりによすへきなり又いまひとつ
のやうにはえひすかけによせてみるへし
すくによすれはつゝみにうちこめられ
ぬされともきんたいはつゝみのせう
ふといふことはたえてひさし保元のころ
まてはこのせうふあまた見えたり
一かまへて〳〵ふちをうちてさかりたるにつ
けても又さきたちたるにもゆたんせ
てはすへしか た(虫損[朱])ちふちはかならすさす