翻刻
【右丁】
からすひまあらはさすへしひまなくは
さすへからす
一かちてのちさうなくあけてまいるへからす
その故はものさはかしくみゆるなりの
とかなるへしちとあはんせうふにはめされ
てまいるへきなりそのゆへはをいゝれら
れてかたきをめさるゝときみくるしき
ためなり左はわからちにそひてまいるへし
右同事(本 みきりおなし[朱])なり
【左丁】
一てんどう( 纏頭[朱] )た て(ばイ[朱])らんときはひらみてふちにかけて
たまはるへし御所よりべ(イ[朱])ちろくにあづか
る事あらはもとたまはりたるてんどうをば
すてゝ府(ふの[朱])も( もイ[朱])のをめしてたぶへし上より
のばかりをたまはれこれはひさうの事
なり兼弘かものかたりとそうけ給はりし
一まうけ上手おゐ上すといひてをの〳〵のり
しりのこのむなりそれはわるき事な
りたゝまうけもお も(イ[朱])ひすへしひとかた