翻刻
【右丁】
をとりきりてこのめはそのきこえありて
かたき心えたり
一せうふ上すといふはふちのはやく馬をよく
はする也
一 丁(てイ[朱])上手といふはやう〳〵のてをなら ひ(ゐイ[朱])たれ
と も(んイ[朱])せうふはこ れ(そイ[朱])によらすたゝこのふたて
をと ん(もイ[朱])によくのるへきなり
一くらへ馬のたましゐはみちのうちにもを
はむと◦(申イ[朱])たまらすいそきおもふ心のよきなり
【左丁】
その心をねうすへしすへてはまうけ上す
のをうへき事にてありひとすちにまうけん
とすれはけうもなしせうふをせしとす
るにゝたり
一せうふなしんせそたゝおもしろくのらんと
すれはせう〳〵のまけはくるしからぬ事
なり兼文かものかたりにはかくそ申ける
一馬の埒をこいたるをはそのところよりかへし
いるへしたゝしはつみたる馬をかへし