翻刻
【右丁】
左重近右武正二地のたひ重近追勝ち
かころ鳥羽殿◦(に[朱])して公正兼成まかりあひ
て候けるに公正三地のたひ追しかれとも
きよ き(くイ[朱])とをうすしてならひてゆきけ
りこれはな かる(にイ[朱])【「かる」左に小丸】事そと公卿のさ に(たイ[朱])さたあ
りけりそのゝちたへてひさしよく〳〵
はうゐすへしたゝし一番竟馬のの
りしりは三地のうちにせうふありとい
ふと も(んイ[朱])すへからす一番は三地の勢うふはせ
【左丁】
ぬ事なり
一まうけてくたすのりしりの馬をひかへ
て◦(此間虫損イ[朱])する事あり件のてにをきてはみく
るしき◦(此間虫損[朱])うしにこそしりせさする事
はあれくらへ◦(此間虫損[朱])にはなしと兼仲申き
一追心あらん目(日イ[朱])にはかたきの馬のをくはせて
よすへしいかにいへともせうふはいてくる
なり敦 信(延イ[朱])かくそ申ける◦(一イ本ニ上ケテ一ケ条トス[朱])くらへ馬はかまへ
て〳〵(イ無[朱])三地をよくのるへし膝負はさるこ