翻刻
【右丁】
一せらふおそくて馬もしつみのりなや
されのりしりの心もしつみたるやうに
おほへはむなはせをすへし三とにすき
てむなはせゝすといふ事はあれと も(んイ[朱])
やうによるへきなり
一少馬とりのやうは御馬はせなし左右のゝり
しりねん人をとりて馬をいたすなり
◦❘ ❘( イニアケテ[朱])それを右のゝりしりつかゐを
たつ左えりてと (虫損[朱])たゝし馬をさうする
【左丁】
やうあしをにかしてたてゝうしろのあしを
まへゝよすへしそれかはしりはやき
也あ ふ(本ノママ[朱])そ( 所イ[朱])ゐてしたしうしろへふみの
へくりやきのふしさかりたるははし
りをそしつまかはらおほきなる馬は
つよくはしれと も(んイ[朱])いてもとおそしくさ
わきひろきはたうれをするなりはやき
さうにはたな心(ひ本まゝ[朱])れはりなる馬のはやき也
《割書:已下朱点分一本にはなし[朱]|》【「」内左に朱点、次コマ一行目迄】
「くさわきに馬のかをゝつんたるかはや