翻刻
【右丁】
丈といふ説あり
一乗尻のつゝみを申やう左の乗尻はつゝみに
むかへて鞭をか く(ヘイ[朱])【左に朱◦】して申やうあり又ふち
をさかさまにとりて申やうもあり右の
乗尻の申様はつゝみよりさかりて
しやうこのほとにてうちよせて申なりそ
れもいたくあてらちによすまし但い
つれのかたにてもせうふをうかゝはんと思【朱:ふイ】
のりしりあらはいたく馬のかしらひら
【左丁】
めすして申すへし【右朱追記:已下朱点の分イ本になし】「これよりおくをはひすべし〳〵
寿(嘉歟)禄二年二月廿五日前筑後守高階 朝臣(仲国)《割書:在|判》」【「」内朱点つき】
一かちわたりのやう左の一番の乗尻御前にして
鞭を さ(イ無[朱])すへし但それも乗尻によるへし
三をとりのかひねちりといふ事ありひさ
うのこと也兼弘顕長惟方此外の人伝え