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【右ページ】
白粉婆(おしろいばゝ)
紅(べに)おしろいの神(かみ)を
脂粉仙娘(しふんせんじやう)と云おしろいばゞは
此神の侍女(ぢぢよ)なるべしおそろしきもの
しはすの月夜(つきよ)女のけはひとむかしよりいへり
【左ページ】
蛇骨婆(じやこつばゝ)
もろこし巫咸国(ぶかんこく)は女丑(ぢよちう)
の北(きた)にあり右の手に青蛇(あほきじや)
をとり左の手に赤蛇(あかきじや)をとる
人すめるとぞ蛇骨婆(じやこつばゝ)は
此国の人か或説に云
蛇塚(へびづか)の蛇(じや)五右衛門と
いへるものゝ妻(め)なり
よりて蛇五婆(じやごばゝ)と
よびしを訛(あやま)りて
蛇骨婆(じやこつはゝ)といふと
未詳