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【右ページ】
小袖(こそで)の手(て)
唐詩(とうし)に 昨日(さくじつ)施(さうに)_レ僧(ほどこす)裙帯上(くんたいのうへ)
断腸(だんちやうす)猶(なを)繋(びわの)_二琵琶絃(いとをかけしことを) ̄ヲ_一 とは妓女(うかれめ)の亡(うせ)ぬるを
いためる詩(し)にして僧(そう)に供養(くやう)せしうかれめの帯(おび)に
なを琵琶(びわ)の糸のかゝりてありしを見て腸(はらはた)をたちて
かなしめる心也すべて女ははかなき衣服(いふく)調度(てうど)に心を
とゞめてなき跡の小袖より手の出(いで)しをまのあたり見し人ありと云
【漢文は朱褒の漢詩】
【亾は亡の異体字】
【左ページ】
機尋(はたひろ)
はたひろはある女の夫(おつと)の出てかへらざるをうらみおりかゝれる機(はた)
をたちしにその一 念(ねん)はた
ひろあまりの
蛇(じや)と
なり
て
夫の行衛(ゆくゑ)を
したひしとぞ
自(きみが)_二君之出(いでし)_一矣(より) 不(また)_三復理(ざんきを)_二残機(おさめず)_一【張九齡の詩】
と
唐詩(とうし)にも
つくれり