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コレクション: 春画資料

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 211 B (2) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 211 B (2) - ページ 27

ページ: 27

翻刻

を/腰(こし)に/付其後(つけそのゝち)かの/長持(ながもち)を/曳出(ひきいだ)しければ/女房色(にようぼういろ)をかへ/夫(それ)をいづくへと/問(とひ)しに /此内(このうち)には/大切(たいせつ)の/物(もの)ばかり/入置(いれおき)たり/然(しか)れども/此仕合(このしはあせ)のうへは/拂(はら)はねばならず さりながら/明(あけ)て/内(うち)を見るにおよばず/長崎荷物(ながさき)のごとく/買人(かうひと)もある べしとて此長持の内に/某(それがし)が/一跡(いっせき)の物あり/代金(だいきん)三百両と/張紙(はりがみ)して/店(みせ)へ /引出(ひきいだ)し/置(おき)ける/近所(きんじよ)の/輩(ともがら)あつまつて/不仕合(ふしあはせ)の事あるよし/笑止(せうし)なりとて /寄合(よりあひ)けるが/長持(ながもち)の/内(うち)に/大屋(おほや)の/惣領(そうれう)ありと女房の/知(し)らせけるにやあらん /隣家(りんか)の/人買手(ひとかいて)になりて此長持三百両にてはあまり/高直(かうちよく)なり百五十両 にまけ給へといふイヤ壱両かけてもならぬなりいつまでも/賣次第(うれしだい)に せんとさし/置(おき)けるにはや/昼過(ひるすぎ)よりは貳百につけるいや/少(すこ)しもまけは しないといへば貳百三十両より五十両までに/買(かひ)あげけるまゝさらば /金子(きんす)をわたし給へやすくはあれどもまけて/進(しん)ずべしとて/夕七(ゆふなゝ)ツの/鐘(かね)