翻刻
【右丁】
●腰ノ物彫物師遣候形ヲ押候土覚【朱筆】二千六百法
京都ゟ出ル キヨミ土が吉是ヲねり置候
目ぬき其外とも押べし此土大傳馬丁絵の具や
村田宗清方ニ有之
●虫歯痛ニ虫ヲ取法 又方本郷壱岐坂御籏本衆
石川与次右衛門殿釘打咒妙也
又方湯嶋六丁目こま物屋ニ而
村尾忠兵衛方のるりの粉が吉
白キ粉代廿文
土器ヲ火の上ニ置能々燒而瓦か杯の上ニ置
此中へねぎの種ヲ少シ入ごまヲいるごとくに
ぱち〳〵とはね燒る処江古きかさへ
筆のじくクヲ差右土器のふたニして中たね
燒る煙ヲ右くだゟ請虫歯痛方の耳へ
當テ暫居る夫ゟ跡ヲ見べし此中へ細き虫が
沢山出有之物なり
【左丁】
●又方
榎ヲ切テ火ニおこし此火ニ而此火江韮の実ヲ燒此
煙をくだニ而口中へ請吸入其つわヲ右くだの中へ吐也
尤圖之ごとし
又方湯嶋六丁目北がわしつくいや
裏割たばこや甚兵衛咒も吉 鉢ニ水ヲ入火入ヲ中へ入置
「図 鉢に管を指して口元にあてる」
花井政蔵殿直傳
●びんほう神を追出しテ入れぬ法
毎月朔日 十五日 廿八日 定式ニ小豆飯ヲたき
手前ニ而豆腐を取寄置たる其とふふヲ手前ニ而
燒とふふニいたし此にをひヲ家内中へちらし