翻刻
【右丁】
からす瓜の根ヲ能干置て細末しごまの
油ニ而解付る若又日を経(へ)候ハヽきわだの粉ヲ
少シ交テよし
料【朱】●なめ物 羽田藤右衛門殿傳秘也
赤みそヲ能すり【抹消あり】此中へしそのミ
しやうが くるみ此三味ヲ能細ニきざミ能交ぜて
是をさとふみつニ而ゆるめる也ときわ味噌是也
●持薬 せいきヲまし
たんの薬りういんニも吉田沢久左衛門殿傳之
黒ごま壱升是ハ摺鉢ニて能する尤ごまハ油のしとり
出てすれがたき物也咒ニハ米ヲ少シ入するなり
さんやく 唐かしう 白刀豆 各十六匁ツヽ 白砂糖廿匁
くこし【枸杞子】
【左丁】
燒塩二十部一入是ヲ何レも粉ニしてさゆニて常ニ
のむなり都合七味也
但少ツヽ拵候方直よし壱升之胡麻四分一之割合を以拵候ハヽ
ごま二合五勺江くこしさんやく唐かしう白なたまめ
各此四味壱両月ニ而吉 白砂糖後五匁 燒塩の割合准之
●紙江書損したるヲぬく法
薬種屋ニ有之
木通の小口へ水ヲ付て書損たる字の所江斗
上下ゟ白紙ヲあて木通の小口へ水ヲ付そろ〳〵と
心永ニ打ぬくべし尤上下の紙江墨しみ込候ハヽ
新キニ又白紙ヲあてかへるべし
●朱墨つやよく仕法 又法ところヲ寒中
水ニ漬置氷らぬよふニ
ほし上ケ堅メ置遣ふ也
右之木通がよし是ハ朱墨ヲ能すりたる