翻刻
【右丁】
●鮫さや幷木地ろいろとぎ出シ法
ろいろハ燈油ヲ少加へ上粉の糖ヲ交セ手ニて
そろ〳〵とぎこする也つや能出るまた
石持の石又ハ鮫等ハむくの葉て鮫も石も
そろ〳〵とぎ出ス
●木櫛の色黄色ニ色能つや出ス法
木櫛の分は何木ニよらずくるみの油を以
切レニ包能念入てこすり其上ヲ上粉の
ふるいたる石灰ヲ以こする也
「濟」 ●来月朔日のヱトヲ早ク知方
【左丁】
大七 小六ト知べし たとへバ今月大の月ニハ
右大の月の朔日子ノ日なれバ子丑寅卯辰巳午と七日目午也
来月朔日午の日ト
知べし是ニ准シて小の月ニ来月朔日ヲ知ニは
其小の月の朔日亥の日なれハ亥子丑寅卯辰
来月朔日ハ辰ト可知
是右朔日亥の日ゟ六日目ニ當るなり
●中氣大妙薬 又方駿河臺ニ而二万石松平備前守いし
文化年中勤居候若林秀悦
名灸いたし候事
深川辺
中木場藤店茶屋之向之方ニ而看板出有之
代三百銅ツヽ右者中氣ニ成三日之内に
用候得者速ニ直ル三日過候而も用候得者
段々快氣也 せんよふ幷用よふハ委細ヲ
のふ書ニ記有之
【「濟」は黒角印】