翻刻
【右丁】
「濟」 ●小児人見知るヲするニまじない
代二三文程の
一金砂子ヲ付たる土の天神様ヲ壱ツ其人見
しりヲする子の守江入下ケさせ置べし
止るものなり
料【朱】●料理ニ用る焼物肴焼候節
鉄きうへ焼付ぬ法
焼物肴焼掛る時うちわヲ以向へ手ヲ
のばし向ゟ前江の方へ三度火ヲあをぎ
夫ゟ又前ゟ向へ三度あをきテ夫ゟ常の
通上よりおふぐべし扨能焼け候ハヽ
引返ス時自分のひたいヲ三べん手の平ニテ
【左丁】
なで直ニ其手ニテ右焼肴の上より肴へ
さわらぬよふニ三べんなでるまねヲして
夫ゟ引返スべし焼付ぬ物なり
●欣枡散(きんしやうさん)の法 俗ニ蝦夷香泉と云
菓子昆布ヲ能々火ニあぶり能クかわかし置て
やげんニておろし是ヲ能ふるい此中へ山枡ヲ
細末して能交ゼル也又肉桂もよしのふ書左ニ記ス袋ニおすべし
但昆布買所 菓子昆布壱〆目 弐匁壱分
霊岸嶋 元揃壱〆目 壱匁八分
會所ニ而 しのり壱〆目 壱匁三分
【濟は黒角印】