翻刻
【右丁】
熱たる湯の中へ木ヲ入暫煑テ此木ヲ手拭にて指添
結べし自由也
●焼刃もよふ付方
鼠 糞(ふん)を水ニて解き是ニ而もよふヲ書半月程置テ硎(とぐ)也
「濟」 ●盗賊ヲ顕ス法 「濟」
其年の年徳神江備たる昆布ヲ黒焼ニして酒の中へ
入て此酒ヲ疑鋪人々ニ飲セ見ルニ盗ハ忽チ頰腫叓妙也
「濟」 ●寒手足凍へざる方
樒の実ヲ生酒に浸置陰干ニして細末し手足ニぬる也
●飛行散
荊芥(ケイガイ) 防風 草鳥頭 細辛 藁木 右五味細末シテ
【左丁】
草履又ハわらじの内ニぬる油ニて解ぬるも吉草臥ズ
●小便こらゆる方
青松葉ヲ能クもみて臍の内へ入置べし
●蝋燭空ニ釣方
能々そこねざるよふニして中へ水銀蝋壱分白蛇五分
龍脳三分是ヲ水銀ニて錬合セしん江入尻の方へ薬の
不出よふニ詰置いつ迄も火ヲ燈スべしろふそく中ウにて
ともる事妙々也
●蚤(朱・ノミ)碎方
夜式の下へ苦参を鋪べし又方牽牛花実ヲじゆばんの
両袖ニ入置べし又方百部 䄅芃二邑粉ニして火ニて如焚ニ燻(フス)
【「濟」は黒角印】