翻刻
【右丁】
能ゆでゝ給る又鉢植ニして常々願ヲかけ愛する也
又此子寶草の実ヲ吞てよし又此実ヲうすき
紙ニ圖之通ニうすのりて子持筋ニ張り置是ヲ
交合の時男ハ玉茎の元ニ結付女ハ玉門の
ふちニ張置夫ゟ交合スべし此法書之通り
いたし候ても懐妊せざるハ全の子なき性なりと
あきらめてよし又神仏へ願かけるハ全の
無利ニしてたとへ子出生有とも悪人か又は
かたわ者成べしうたがひなし又ハ其子
せい長すらバ父か母の内死ス事有なり
【上図文言】
結目ハ上の方か下かの内が吉
玉茎の元江むすび付ル
【下図文言】
玉門江張ル
但子宝草の実は至而
細カキ種なり又子有無ハ
人相ニも出テ見ゆる物なり
【左丁】
●ぢん薬拵法
蛤を酒斗り入て水なしニからむニして
能口明キ候時実斗取りからを捨て
直ニ其𤋎汁の中へ蛤の実斗入又候能ク
酒ヲ入テ得と煑付候時成丈わたを
去り則其𤋎汁の中へ大白砂糖を入レ
加へて又候能煑付露無之時取出し
能摺て壷物ニ入置常々用る時ハ是
最上のぢん薬と知べし
●鶏肉丸(けいにくぐわん)の法 精分よわき人ニ吉
にわ鳥の柏(かしわ)女鳥一羽能毛焼迄もシ腹綿ヲ取