翻刻
【右丁】
色を見合べし
●上田屋太吉傳にんどふ香文化十二【ママ】子年
五月十日請之
にんどふ一荷能処斗ヲ取 桑根の甘皮三方壱但桑根ニてもよし
大釜にてせんじ詰蜜のごとくニいたし
一豊後梅壱升能つへたるを日ニ干能すりてこし
板にあつくぬり付天日ニ干上ケ是を少シツヽ入かげんいたし余り酢く無様ニいたし蜜
にて煉りにんどう桑根のせんじたる中へ交ゼ
貯置なり第一氣付中氣ニ吉痰ニ吉
せいぶんを益【=増】其外のんどかわくニ吉
●あざヲぬく法田口久次郎極秘傳也
一黒あざ赤あざともニ誠の石州無名異ヲ
【左丁】
能キ酢にて解幾日も氣こんニ付べしあざ
いつとなく取れる事妙也
●手ニ染たる草の渋ヲ取方 ずいきふき其外
何のしぶニてよし
一車井戸の縄か又は火打石ニ而水ヲかけながら
すりあらふべし立所に落る也
●じん薬の事 又方年中四季ともニくこの
葉お汁ニして喰てよし
年中病のうれいなし
一何よりするめがよしいつれニいたし給ても吉尤
なまあぶりニして塩ヲくみ付給るべし
料理【朱】●さしみニとふふ用る方
一つととふふのごとく是ヲ布ニ包テゆてる也
尤右とふふヲ能する時ニ中へ葛ヲ程よく
まぜ是ヲ能すり鉢ニてするなり