翻刻
【右丁】
咒 ●やく病よけ咒 又方神田三川町新道四軒丁
長崎屋ト申薬屋にて壱貼に付
代廿四文ツヽわげつとふ人参入
胡茶に梅干をかざしテ左の古哥に包み
三日の間たもとへ入置四日目に川え流す也
しゆうかんは風のたよりに来れども
【天地逆に記す】今吹かへせ伊勢の神風
右之通下の句をさかさに認候事
咒 ●はしらの咒門口へ張置候事
比川宗左衛門殿舩にて御約束の事
と認メかど口へ張置なり
【左丁】
咒 ●犬除の詛法
三遍申事
西川の関の清水を春見れば
口なきいぬは何をくらはん
此跡にて三べん唱ル事
あびらうんけんそはかと唱ルなり
●暑中り
くはくらんの薬 又方干 鰷(あゆ)をざつとせんじ此ゆを呑也
しいたけをせんじるか又は𤍽【=熱】湯に入其湯
きいろに成たる時吞べし妙薬なり
●頭痛の薬 又方七月十八日に柳の葉十八枚水常の通入
せんじ吞て見なり
盆の十三日に土器ヲ頭のひよめきに置此中へ大灸
程能あつく成る迄こらへ居テよし
【行頭の咒は朱】