翻刻
【右丁】
●寛中丸 文化十三子年七月廿九日
中村圭周母ゟ請之
随分新キにがきヲ用
よふばいひ 香附子 がじゆつ とふやく 各等分
虫氣 しやく 食傷 腹のいたみ 下り腹
小児にも至而よし
咒【朱】●かつけの咒所
本郷六丁目紺屋の裏にてたくはつに出る
びくにに頼候事但水引二把半紙弐枚ト
塩が入用に候間可致持参事
●尺八の笛寸尺の覚
左之通り拵可申候事金さし長サ壱尺六寸八分
【左丁】
【尺八の図】
口の処ふし 印長の半
前
ふし五ツ 半 半
のふ書は三枚目に張付て有之
●きれん丸の法 小石川源覚寺前町ニ而
松屋彦七傳之由田口の与兵衛傳之
へちまヲほして黒焼となし細末し
是え丁子ヲ細末して加へみつにてねる也
但両国吉川町花火やニ而玉屋の向横丁角ゟ二軒目虎や伊兵衛方
きれん丸代五十文百文
料理【朱】●鯉にこしやうヲ入るは魚の毒解シ也
上方の国々にては小しやうヲ川え流して翌日其
こしやうの水ヲ吞たる魚類是に酔て
腹ヲ上にして浮上り有之時ざるを以すくひ取候
近年は山椒を右之代りに流して右之通に取也