翻刻
【右丁】
●歯を痛なくぬく方
仙人草といふ草薬種屋に有之是え塩を
すり付抜く歯え斗附テ置べし暫ク
過て前か奥えか抜ケる勝手を見合テとなり
の歯へさわらぬよふにつくべし痛なく
早速ぬける也
料△【朱】●はぜをむまく仕る法
【頭を落としたハゼの図】
はぜの頭を圖のごとく切捨夫ゟ火へあぶりこ
にてかけ程能焼て其あつき処を脊より
薄きへらにて脊へりを尾の方迄さく
べし夫ゟ頭の付きわより胴骨を引立候へは
【左丁】
脊骨に付て骨の分は不残取れ申候是を
又元のごとく手にてにぎり付元のはぜの
かたちに拵置是を何へ成とも入テ煑る時は
骨少シもなく至而風味よし
料【朱】●又方はぜを頭斗取り生のまゝ骨ともに
鳥のごとく能たゝき夫ゟ大ゆびの先程に
丸メ干置てごま油にてあげる是を何へ
成とも入テにる時は鳥のごとく風味吉
料△【朱】●又法上の印のごとくして骨をぬき
其あつき内に元のごとくあわせにぎり付
さまし置夫ゟ三ばい酢に附置給る
べし至而風味よし