翻刻
【右丁】
料【朱】●酒の肴 小野岩太郎殿傳之
なた豆を小口よりうすく切是を塩
にてもみあく水を捨る能しぼりて
日に干上ケべし白ク干し是を貯置て
遣ふ時ゆにて洗しぼりて
三ばい酢に漬給るしやうじんの
肴によし又精進に無之時は鰹ぶし
成とも生りふし成とも生肴成とも入テ吉
菊味
料【朱】●黄菊漬の仕方 飯塚長三郎殿傳之
黄菊を能むしりばら〳〵にして其儘
能あらひ能かわきたるとき時壷に入壱へらツヽ
置テ其上へ梅干ヲばらりと並べ白さとうヲ
【左丁】
ふり又黄菊を敷此順に何 重(じ)もいたし
ならべ仕舞候はゝ上よりみりん酒ヲ村なく
かけて夫ゟ目張いたし貯置也いつ迄も
替る事なし
但歯のなき人給料には此黄菊を
ざつと湯がき能干上ケぱら〳〵と
する時前書之通漬込置てよし
●火縄の火水中に而不消法
木綿火縄へめうばんをこくせんじて
引テ干〳〵〳〵三べん程いたし能干て
仕廻置べし雨天に付ケて行とも不消也