翻刻
【右丁】
●ひじ赤がりの薬
山枡をせんじ洗てよし
料【朱】●初だけ料理に用る細工にて作る方
一上々のとふふのからを誠に能すりて玉子にて
能ねり合せべんがら粉ヲ至て少シ入又能すり
まぜてかわかし置堅ク成次第に形え押詰
打ぬく夫ゟじくヲ能程に切其辺え青のりヲ
さびに付火にあぶりさまし置て大成分は
程能 焼(きり)て遣ふ也吸物にも又硯臺物には
頭の表へ斗醤油一へん附あぶりて吉
【左丁】
●赤地金入拵よう
一緋紋羽片面色よきヲ求メ置生麩のり
姫のりふのりヲ合せ至而うすく解キ是ヲ
油ぬきの洗粉ヲ水にて能とき此うわ水ヲこして
此上は水を以うすく解く是に而一面に表の
けば立たるヲ地へ能すり附テ干上る能干
上りたる時金入の形を為付可申候金入の
形ヲ付る処赤坂御門外大黒屋トいふ呉服やの
近所にて切レ屋賣人