翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

唐物語 - 翻刻

唐物語 - ページ 22

ページ: 22

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船中米代に成たる趣也夫ゟ上陸案内につれ 大川を越す又練壁の門有り是を越し広々たる 会所らしき大家有り此所に唐人三十人計各《割書:■■に|懸り并》                    《割書:|居たり》    此地は唐土サホㇳ■所に而年々日本長崎へ    唐船入津交易す右会所と云は長崎問屋に    準したる会所と見ゆ并居し唐人皆其手の    役人或は手代等と聞ゆ此内に先生に齢ひ    八十計りの翁有り両手の爪の長さ壱    尺余に〆頗る万達と見ゆ此翁の言当地へは    折々日本人漂流しける故和語も聞馴たる    由にて日本言葉も通し始て案堵の思ひ    をなすと云 拾壱人之者右会所の二階板敷呉座を敷此所に 居らしめ食事一日三度白米飯菜は逗留中 品も替れ共大略豆腐菜類の糵(モヤ)し