翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

竜宮苦界玉手箱 : 3巻 - 翻刻

竜宮苦界玉手箱 : 3巻 - ページ 7

ページ: 7

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扨大門をはい れば中のてう也 中の丁の潮のじ【中の丁は吉原の通りの名前】 うしほといふじに かくはりうぐう だけなるべ【「し」が欠損?】 おりふしさくら がい【桜貝】のさかりにて おしあひへしあい の大くんじゆ 行かふ魚のその 中に此さとに名も たかきしんきろうの 乙ひめといふおいらん 此さとの大たてもの にてあたまのうへに なまぐさけもなく 天人にうち かけを きせたる ごとくの しろもの なれば うらしまが 心たちまち じは〳〵と なりづぶ〳〵〳〵と 大はまぐりにはまる さればながれの さとへしづむ といふも きやくが女郎に はまるといふも みな水をかた どりてりう ぐうより 出たることばなり 〽しんぞうは やつぱり此さと でもおぼこにて かむろはしゞみ かい【蜆貝】なり【。】よし はらでもかふ ろの事をしゞ みッかいなどゝ わる口にいふ とうしてみて もながれのさとは りうくうがはじ ありとみへたり 〽おぼこのしんぞうだん〳〵しゆつ せしてすばしりになればばん とうになりぼらはへやもち ざしきもちになるとゞに なつたとゞの しまひが ねんきあきなり 〽きれい〳〵 かほは人魚の ごとくはだへは しら魚の ごと し いせ うは【衣装は】 花 がい【花貝】 手 は さよりその すがたは西施(せいし) 乳(にう)【フグのこと】に にたる とは おだ はら かし【小田原河岸】 て ちん ぶつ ちやや【珍物茶屋】の はなしに する やうだ 〽おぼ つこ  の しり ぞう? と いつ ては 大口の【タラ?】 やうだ