翻刻!いきもの図鑑

コレクション: コレクション2(楷書)

梅園草木花譜春之部. 3 - 翻刻

梅園草木花譜春之部. 3 - ページ 11

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                      丙戌姑洗中有一日                       真寫 多識編山草類ニ曰    細辛(さいしん)《割書:和 比幾乃比(ひきのひ)|名 多比久佐(たひくさ)|》 《割書:異|名|》小辛《割書:本|徑|》 和漢三才圖會山草類ニ曰    細辛 和名 美良乃祢(みらのね)     予考      一説加茂葵を細辛とす非也細辛は其根甚辛故に      名矣和俗に云細辛は杜衡也と可考稱る杜衡と者有      別に葉形異なり其の根亂す細辛に者多し杜衡鬼督      郵徐長卿白微白前皆能偽る細辛に是者      謂根を杜衡は根を謂細辛と謂葉を杜衡と      謂れ勝たる者馬蹄香と 墨入細辛(すみいれさいしん)           關東細辛(かんとうさいしん) 予亦考に本草和解を細辛二八月に根を 採る一茎一葉あり葉は小葵に似て柔かに 茎補足根直にめ色紫に味極めて辛き者 を細辛とす和草の葉は葵の如く厚く 茎細く紫にめ土に付けて花あり味椒の気を なして辛き味なし時珍日背の紫を良とす る和の細辛可き然か面長く紫色の葉 なり只花實有るふを不説杜衡と云う者無 故に對め考る 無之故不詳味ひ あらは 真とすへき欤云々 予曰今日日本に杜衡あり 其の種類甚多し本和の時代杜衡なき欤