翻刻
園考に大葉の都菊小葉の者
紫色紅白色の者あり春部巻
の五に載之
多識編芳草類ニ曰
馬蘭(ばらん) 《割書:和|名|》於保阿羅々岐(おほあらヽぎ) 《割書:異|名|》紫菊
救荒本草に曰
馬蘭(こんきく)頭 北人見て其花を呼爲紫菊と
以て其花似菊而紫なるを
廣益地錦抄に曰
馬蘭頭 草花名を藤奈美加真と云
《割書:ばらん|》 予曰別に藤袴と云者あり
此真蘭也 同する名を者乎
アステル ラモシユス カナテンシユス
羅甸
本草綱目に曰馬蘭 畧(ちと)異にて但し不香入夏に
開く紫花を其葉似蘭大く其花似菊而紫れり
俗物の大なる者に稱す馬と故に名くと大和本草にも同説
然共其状形の者馬蘭に不合以て何れを馬蘭と
稱る 乎(や)根及び花葉共蘭の無し 意(い)地錦抄に謂る
者此ものー與相合へり三月に花開く者馬蘭也
本綱に日時睺不合夏開く者は則六月
菊也馬蘭 蒿(よめな)六月 菊鐡捍菊(はまよめな)
玉川菊皆一類別物也馬蘭本綱に
云る如く香氣なし前説状形者未見之
解説は以俟つ後の君子を思考馬蘭
亦一種有別種紺菊と云其花似て 蒿に
紺色
戊子年姑亦有
三日雨窓自圓採
草而真寫