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【右丁】
いふものゝしそんにて代〳〵この家につかへ
けるか大なこんとのゝ御ちやくししゝうのきみ
御とし八さいのころなるにいたきたてまつり
て花そのに出てなくさめ奉る木々のこ
すゑにさきみたれたる花にたはふれて
もゝちとり【百千鳥=いろいろな小鳥】のとひかふをおかしとうちなかめ
あそひ給ふかわか君おほせけるはいかにちう
太ちゝうへのかくもん所のしつらひをみはや
とありけれはうけたまはりて御手をひ
きさしいりかなたこなたのしやうしをひき
【左丁】
あけ〳〵入けれは一まなる所にからやまと
のふみともを四はうにつみかさねてありと
あるたなのうへにひとつの箱ありいかにも
ふつかうにこしらへてしめをひきたる
ありなにゝかあるらんとあやしみみけれ
はかの御すゝりを入たるはこなり仲太わか君
に申けるはこのすゝりは御家につたはりたる
みたからなり我代〳〵当家にめしつかはる
るといへともつゐにこれをおかむことはん
へらすと申けれはわかきみきこしめしそ