翻刻
【右丁】
れかしもいまたみることなしそれとり出せ
かしすこしみはやとおほせけるほとに仲太
はよきついてなりと思ひかしこまりてしめ
をはつしてとりいたしみけれはにしきの
ふくろ七重につゝみていみしくしたゝめ
給へりしをとりいたしわかきみにまいら
せけれはかしこくもをしいたゝかせたまひ
とりなをしつく〳〵と御らんしてそのゝち仲
太によく〳〵おかむへしいまならてはいかて
又もみるへきとてわたさせたまへは仲
【左丁】
太たまはりてこつといたゝくとせしかあや
まちておとしたるに下に石のうつはものゝ
ありけるにあたりてあやまたす【予想どうりに】ふたつに
われけるこそなさけなけれ