翻刻
【右丁 絵画 文字無し】
【左丁】
仲太はこれをみてこはいかにゆめかやあさ
ましやかゝるあやまちしけることよとて
あまりのことのあきれはてたるはかり
なりわかきみもこれを御らんしてとかく
のこともおほせられす色をへんしてお
はしますちう太申けるはあらくちおし
やこれひとへにそれかしかわさにはあらし
たゝてんまはしゆん【注】のしよい【所為】なるへしさら
すはしんりよ【神慮=神のみこころ】のとかめなるへしそれを
いかにといふにこのすゝりと申はかたしけ
【注 天魔波旬(てんまはじゅん)=欲界第六の魔王。人が善事をなそうとするとき邪魔をするという】