キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

吉利支丹退治物語. 中 - 翻刻

吉利支丹退治物語. 中 - ページ 13

ページ: 13

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【右丁】 たまひて。すなはちきりしたんがてらへ。ししや をたてゝいはく。がくもんくはうばくにして。べん ぜつあきらかなり。いるまんこれへ。入御(じゆぎよ)候へ。やく そくのことく。ふつほうの。せうれつをきかんと 侍(はんべり)りたまふときに。はびあんと申て。いにしへは。 禅坊主(ぜんぼうず)をちとみゑて。まなこのうちくろ〳〵 として。水(みす)のながるゝことく。べんぜつとゝこをる ことなく。年(とし)は五十ばかり。伯翁(はくをう)は。六十四五。ふる まひいぜんに。伯翁(はくおふ)と。式対(しきたい)して。四方(よも)山の。ざう たんゑしやくす。既(すてに)その日くれて。らうそくを 【左丁】 てんじ。ほうもんにとりむすぶといへり。ちやう もんしう。一二百人ばかり。ふすましやうじ。一ゑ へたてゝ。しはぶきをもせず。しつまりかへつて。 きゝいたり。やゝありて。きやうばこを。とり いたして。法花経。金剛経(こんがうきやう)。三部経(さんぶきやう)いげを。ならべ をく。伯翁(はくおふ)これをみて。いや〳〵しやくもんの。だん ぎめつらしからす。日本のちしきたちに。ちなみ て。ちやうせきこれをきく。伝宇須の。まんほう はかりを。ときたまへと。うちまげられて。 きやうばこにおさむる。これはきやうもんを