翻刻
【右丁】
かなさらば。用捨(ようしや)もなく。つらのかわを。めかんと
おもひ。ひざをなをし。はびあんよくきけ。三じやの
大 床(ゆか)。宝殿(ほうでん)へ。あがりふん小(しやう)へんをしても。ばち
のあたらぬを。てがらといふ。牛馬(ぎうば)畜生(ちくしやう)の類
に。ばちのあたりたる例(れい)なし。またなんぢが
もちゆる。ほとけ。いさゝか鳥類(てうるい)。ちくるいども。
いさゝかものゝかずとも。おもはす。かのものは。
人だましの。じやうず。父(ちゝ)なく。子をうみたる。
さんた丸やをいたし候へ。あたまより。あしまて
はこを。ひりかけて足(あし)にて。ふみにじりて見(みん)
【左丁】
たちまちに。とうばち。あたらは。一もんけん
ぞく。しうていになるべし。これこそ。正身(しやうじん)
の。伝宇須よ。虚空(こくう)をとなへて。ありくほどに
こそなくとも。さま〳〵のきどく。殊勝(しゆしやう)
なることども。あまねく。他宗(たしう)も。かんすることども
あらば。げとうなりとも。ふしきとおもふべ
きに。をのれが。しうていの。ぐちむち。畜生(ちくしやう)。同(どう)
ぜんのものどもの。うちにて。をんごくの。しれぬ
ことを。ことはに。花をさかせ。七だんのだんぎに
たはことをつくり。おほくの。ものをまだうへ。は