翻刻
【右丁】
さづけて。とせいをこゝろやすくして。そのほ
うをんに。をのれが。しうていに引入。わかきも
の。かぶきもの。なまちゑ。小さいかくそうなる
ものどもには。だてだうぐにて。たぶらかし大名
とおほしきには。いんすのじゆず。とをめがね。ごん
たつ。それ〳〵に。あいさつして。ちなみふかくし
て。しうていに。だみ入る。大坂。堺(さかい)。ながさき。周防(すをう)
の山口。ひろしま。備前(びぜんの)岡山(おかやま)。姫路(ひめぢ)方々。処々に寺を
たて。京(きやう)は五条(ごじやう)ほりかわ。一条あぶらのこうじに。
大寺をたて。ぐにんさう人。かぶき物ども。さり
【左丁】
きらいなく。とりいれ。いたづら物ども。あつまり
たりときこへたり。あるとき。印留慢(いるまん)ども
べつして。したしきだんなどもと。いひあはせて
くせごとゝもに。もれきこへ。秀吉太閤(ひでよしたいこう)。げきりん
なのめならす。ない〳〵じやほうをひろめ。人みんを
たぶらかすよしを。きこしめし。さいわひ此たび
根元(こんげん)をきりて。日本をはらはるへきに。あいき
はまるところに。ながさきより。さま〳〵御わび
こと申によつて。はらはるゝことは。ゆるされ。
とが人どもばかり。一条のつぢより。くるまに