翻刻
【右丁】
心(こゝろ)ざしをかんじて。けちゑんさいどのため。
ほとけなのめに。おほしめすと。きやうせつに
あかせり。いまの世には。きんぎんにふりかへ
て。あたいこうじきになれり。さりながら
ちぎやうをももたざる。しゆつけは。たくはへ
なふして。どうがらんに。しゆりをくはへ。ぶつ
ぜんに。ふつしやう。かうはなをそなへ。きやう
ろんしやうきやうをもとめでしをはごくみ。
じさいのとゝのへなふしては。かゑつて。ほとけの
たねをたつといへり。こゝをもつて。ちしやの
【左丁】
つくるつみは。大きなれとも。ちごくにをちず
ぐしやのつくるつみは。少(すこし)なれども。ぢごくにをと
すといふこと。せいじんのごなり。また吉利支丹(きりしたん)
のものどもが。むよくにして。だんなをへつらは
ざることは。きどくにあらす。なんばん国王(こくわう)より
まいねんこくせんがりうたに。おほせつけ。てら〳〵へ
はぶきあてられ。すでにこゝろざしふかき
しうていどもまてにかてをあてをこなはるゝ
ときは。むよくけんじんにみゆることきどくに
あらす。そのうへ。牛馬(きうば)ぶた鶏(にはとり)以下(いけ)の。にくじき