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【右頁】
【上段】
入(い)れば陸地(りぐち)
の方(かた)忽(たちま)ち冷(ひへ)
却(かへつ)て海上(かいやう)【「し」脱ヵ】の
かた温氣(うんき)増(ま)
す故(ゆへ)海上の
空氣(くうき)は立昇(たちのぼ)
りて其(その)跡(あと)へ
陸地より冷(つめた)
【下段図右から左へ読む】
芝浦辺夕陽入舩之景
【左頁】
き空氣(くうき)の吹(ふ)き往(ゆ)く故(??)なり東京(とうけい)辺(へん)は南(みなみ)の方(かた)
に海(うみ)あるゆへ朝(あさ)は北(きた)より南の海上(かいしやう)に向(むかつ)て
吹く之(これ)を北風(ならい)と唱(とな)へ出舩(でふね)の風なり夕陽(ゆうかた)は
南(みなみ)の海上より北の陸地(りくち)に吹(ふ)き來(きた)る則(すなは)ち入(いり)
舩(ふね)の風(かぜ)なり但(たゞ)し此(この)風は海(うみ)と陸(りく)との違(ちが)ひに
由(よつ)て吹くもの故(ゆへ)西(にし)に海ある國(くに)は夕陽 西(にし)よ
り吹(ふ)き来(きた)るべし
◯又 変風(へんふう)とて時候(じこう)方角(はうがく)に極(きま)りなく數日(すじつ)一(いつ)