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【右頁】
方(ぱう)より吹續(ふきつゞ)くる叓(こと)あり或(あるひ)は一日(いちにち)のうちに
も東変(とうへん)西囘(さいくわい)することあり温帶(おんたい)寒帶(かんたい)の國(くに)〻(〴〵)
には此(この)変風(へんふう)多(おほ)く熱帶(ねつたい)中(ちう)には規風(きふう)定風(ぢやうふう)多(おほ)し
◯風の早(はや)さを測(はか)る道具(だうぐ)をエネモメートル
といふ扨(さて)一時(いちじ)に一里(いちり)位(ぐらい)行(ゆく)風(かぜ)は草木(さうもく)の葉(は)を
動(うご)かすに足(た)らず一時に五里(ごり)行(ゆく)風(かぜ)を軟風(そよ〳〵かぜ)と
いふ一時に百里(ひやくり)以上 行(ゆ)く風は稀(まれ)なれども
暴風(ばうふう)は家木(かぼく)を吹倒(ふきたを)し一時に害(かい)をなすこと
【左頁】
多(おほ)し去(さ)れども市(いち)街や溝(みぞ)等(とう)の敗氣(はいき)を吹(ふき)散(ちら)し
て山野(やまの)の新氣(しんき)を入(いれ)換(か)え人畜(にんちく)の健康(けんかう)を守(まも)り
或(あるひ)は車(くるま)を旋(まは)して人力(にんりよく)を助(たす)け或は舩艦(せんかん)を送(おく)
りて交易(かうえき)の物貨(ぶつくわ)を萬國(ばんこく)に通(つう)ずる等 其利(そのり)は
勝ていひ难(がた)し
◯重力(ちようりよく)の中心(ちうしん)之叓
前(まへ)にも云(いへ)る如(ごと)く此(この)世界(せかい)の中心(ちうしん)には引力(いんりよく)と
て引(ひ)く力(ちから)あり夫(それ)が為(ため)に万物(ばんもつ)地(ち)に向(むかつ)て落(おちる)も