東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 1

究理知慧の勧 : 訓蒙画入 巻之2 - 翻刻

究理知慧の勧 : 訓蒙画入 巻之2 - ページ 5

ページ: 5

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【左頁】 地球(ちきう)の中心(まんなか)に引力(ひくちから)ありて自分(じぶん)のかたへ引(ひき) 寄(よせ)るゆへなり此(この)引(ひ)く力(ちから)を引力(いんりよく)といふこの 引(ひ)く力(ちから)は只(たゞ)ちかき物(もの)のみならず遠(とほ)き日月(じつげつ) 星辰(さいしん)もみな互(たがひ)に相(あひ)引合(ひきあ)ふものにて月(つき)は地(ち) 球(きう)をひき地球(ちきう)は月(つき)を引(ひ)き又 日輪(にちりん)は地球(ちきう)や 月(つき)を引(ひ)くしかれども其(その)強(つよ)弱(よわ)は物(もの)の大小と 遠(とほ)近(ちか)とによつて相違(さうゐ)ありまたものを重(おも)し といひかろしといふも皆(みな)地球(ちきう)の引力(いんりよく)に由(よつ) 【右頁】 て然るなり其(その)證拠には硝子(びいどろ)の筒(つゝ)に金(きん)の玉(たま) と鳥(とり)の羽根(はね)と入れおき中(なか)の空氣(くうき)を抜出(ぬきだ)し て地球(ちきう)の引(ひ)くちからを 断(たち)ば金(きん)の玉(たま)も鳥(とり) 【ガラスの真空管の図】 の羽根(はね)も一所(いつしよ)に落(おつ) るものなりまた地(ち)を離(はな)るゝ こと漸(たん)〻(〳〵)遠(とほ)ければひくちからも漸(たん)〻(〳〵)薄(うす)く なるものなり今(いま)水靣(すいめん)にて千斤(せんきん)のものも高(たか)