翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

年中行状記 : 2巻 - 翻刻

年中行状記 : 2巻 - ページ 7

ページ: 7

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【右頁上段】 そも〳〵このせかいの くはんそ【元祖】はかの大しまの どてうのせんせい みこしにう だう【見越しの入道】なり 此ぼうず 四月八日の 生まれなり 人けんかいにて 四月八日に おしやかさまの たんじやう とててら まいりなど するにひと しく このかい【界】 でも みこし 入道の 生まれし 日を く やう する なり する なり 人はかしらのほうより 生れ出れどみこしは くびがながひゆへあたまが 【左頁上段】 より生れるとそゝう【粗相】な とりあげばゞアはあめを のばすやうにして引ちぎつて しまふゆへみこしにかぎりて あしの方からさかさまに 生るゝゆへ今にいたつて おさかさま【逆さま】のたん生とて 卯月八日をまつるなり 〽又此日にいゑ〳〵にて うたをかいて ほう〳〵へはり付る ちはやふる卯月 八日は吉日よ かみさげぶしを せいばいぞする といふはきん時 きん平はみな ちから かみを さげて いるゆへ かみさけ 武士を せいばい そする とは▲ 【右頁中段】 〽みこし入道は このづのごとくあしにて天と 地をおしへ天上天下その外  はこねよりこつちは   もちろんあつちにも    われひとりといつて   くびをのばししりの    上へちよいときかつて           生るゝ 【右頁下段】 〽アヽさむくなつた これからおに ころしではない 【鬼殺し=酒の種類】  人ころしを  いつはい  引つ   かけ    べい 〽おさかさま   のたん   しやう    〳〵 〽ちい【爺】さんたんごよりやァ   でんがくのかるわざが          みたひ 【左頁中段】 〽おとなしく     しや はなより   だんごを    かつて     やらう 【左頁下段】     ばけものに    にやはぬおく  びやうにていま  だにきんとき てやいをこはがつて    いるとは    さか【性】とは【然りとは=なんとまあ】    しやう    ぢきな     もの      なり