翻刻
きれぶみとかけて
玉手ばこととく
あけてくやしい
【きれぶみ : 切れ文・縁切りの文】
小ぐらのしきしとかけて
源平藤橘【げんぺいとうきつ : 日本の名流氏族、源氏・平氏・藤原氏・橘氏をまとめた言い方】ととく
心は名家より出る
【小ぐらのしきし : 小倉百人一首の書かれた色紙ヵ】
ふうふとかけて
あんどんととく
よるになるとともす【共寝する、の意】
しはい人【しわいひと : けちん坊】とかけて
とうがらしととく
心はからくてくへぬ
【せちがらくずる賢いので油断ならない】
いけのさうじとかけて
うれるあきうどみせととく
心はもをかります
【池の掃除で藻を刈る・売れる商人店は儲かる】
きつねをむまへのせたとかけて
やみのよのてつぽうととく
心は なんだかくうでわからぬ
【狐を馬に乗せたよう : 動揺して落ち着きがない事。いいかげんで信用できないこと】
たまてばことかけて
ふくまのでんととく 【伏魔殿ヵ】
心はあけてはわるい
むらさきじゆすのおびとかけて
ひあたりのゆきととく
心はそらどけがする
【むらさきじゆすのおび : 繻子の帯。空解け(自然にほどける)しやすい】