翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

化物世帯氣質 - 翻刻

化物世帯氣質 - ページ 4

ページ: 4

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【右ページ】 あまり智恵(ちゑ)がないから。こつちから一《割書:チ》ばん降参(かうさん)するが上(じやう) 分別(ふんべつ)じやァあるまい歟(か)。《割書:アイサ》わたしも此間(このあひた)うぶめさんの はなしで聞(きゝ)ました。さうなさるがよからうと。相談(さうだん)きはまり 入道(にふだう)は。支度(したく)とゝのへ今(いま)金時方(きんときかた)へと尋(たづ)ね行(ゆく)を。夢現(ゆめうつゝ) とも辨(わきま)へず。狐(きつね)にばかされた心地(こゝち)にて。跡(あと)を慕(した)ひつき 歩行(あるき)しが此(この)一編(いつぺん)の首尾(しまつ)。利考(りかう)か馬鹿(ばか)か作者(さくしや)の胸中(けうちう)。 看官(ごけんぶつ)夫(それ)これを鍳察(さつし)たまへ。云尒【云爾(しかいう)、尒は爾の異体字】。  《割書:文政二季己卯秋稿成|同 三季戊辰春発兌》晋米齋玉粒戯述【印】米齋 【文政三年戊辰は庚辰の誤り】 【左ページ】  平灰【仄の意図的誤字】混乱  不均【均の扁を意図的に手偏に書く】韻字 小説(せうせつ)恰(あたかも)如_二河童(かつぱのへの) 屁(ごとく)_一。圗(づ)画(ぐわ)偏(ひとへに)似_二珍(ちんぶつ) 物店(みせににたり)_一。編成(へんなりて)綴(とづるに) 用_二 三眼錐(みつめきりをもちひ)_一。雨夜(あめふり) 寂見(ものさびし)_二片目兒(ひとつめこそうをみる)_一。 怪談(くわいだん)数回(すくわいの)狐表紙(きつねべうし)。謡曲(ようきよく) 一流(いちりう)狸腹鼓(たぬきのはらつゞみ)。古寺譚議(ふるてらのだんぎ) 敷_二金玉(きんたまをしき)_一。茶釜生(ちやかまげを)_レ毛稱(しやうじて)_二文福(ぶんぷくとよぶ)_一。 帰(みづに)_レ水(きす)海霊及雪女(うみぼうずとゆきをんな)。百鬼(ひやくき)消滅(せうめつは)公時功(きんときがかう)。  題_二化物稗史_一   藍亭玉粒賦