翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

止而道致虚録 3巻 - 翻刻

止而道致虚録 3巻 - ページ 11

ページ: 11

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【九丁裏】 扨二品のもとめたれど 毛の七筋にはこまり いかゞしてかもとめんと くふうせしがふつと思ひ付 役者のかみゆひをたのみ 娘がたのかつらのけをもらふ さてゑかたき物は酉の年の豆蔵か【豆蔵なら大道芸人か】 しよちせし品玉なり是も酉のとし から思ひ付て雪の下のつる七と云豆蔵【鎌倉雪ノ下の大道芸人】 へてすじをもつていひこみ酉の日の酉の 刻に代物と引かへ 品玉かづ四十九かいもとめける 【セリフ】 【右下から】 申【もうし、】おめへさんに御むしん がござりやすこんどの おかつらのけをす こし いただ き まし たい 【中ほど】   それはとこぞの むすめにでも たのまれたか 又 ■下【雪ノ下?】 しめ やる な 【十丁表】 あんけらこんけらの両僧やう〳〵 薬にもちゆる四品をあつめくろ やきにせいほうする【黒焼きに製法する】 此黒やき は大ぶん くさい ではないかはなもちがならぬ【鼻もちがならぬ】 これ〳〵そういわつしやるな なんぼ くさくつてもそのかはり には金二千両しめこみ 山だ日を かぞへてまつべし〳〵 うまくまいつたら 三両一分【?】 に まわし  かけやう  なんと〳〵 【しめこみ山:しめしめとせしめる=しめこむ+山。語尾に山をつける言葉遊びが通人の間で流行った】