翻刻
【上】
建久の頃相州
江の嶋へんに
きたい【希代】のしゆけんじや
あり人はあんけら
ほうとこうし【あんけら坊と号し】又
一人ははんけら坊
とてかち【加持】
きとふに【祈祷に】
ふしとあり【仏子=出家、僧侶】
けれはしよ人
こうほうてん
きやうのさいらい【弘法大師空海、伝教大師最澄の再来】
なりとてそのころ
かまくらの御所をはしめ
大小めうのいへ〳〵町〳〵まて
もしよにんこれ
をうやまふこと
おうかたならす
【あんけら坊台詞】
なんとこんけらほう とそ【屠蘇】も
けんひし【剣菱】てはかくへつ【格別】のめるの
ときに きうとうおしまい
いかに〳〵
【下】
されば おたかい
に きん年は たん
ほうも
ふへ
御き
とうも
よくあたる
から まつ
さらおら【おう?】
のくれさ
しかし年
礼のふへ
たには
うんさり
さ
【画面左下】
ことしは
たいかい
な所は
くつと
なかし〳〵