翻刻
【六丁裏】【右頁上段】
これは名□□御□い□か
子万作をぞ御法力を以て
せがれが女ぐるひの止みます
ように頼上ます 御き
とうがきゝましたらば
御礼は小判で千両
いかに
も御
たのみの
おもむき
せうちいたした
しかし
ながら
むづかしい
いのりで
ござれば
あんけら
ほうとも
申し合て
いの
るで
ござ
らう
【中段】
ひとへにあなた様
しだいてせがれが
みのうへうき
しづみ
いくへ
にも御法力を
ねがひ上ます
【下段】
これはちれたものぼう様が
なんぼいのつても
てう山とげいしやの
おかねがことばかりは
わすれられまい
【七丁表上段】
おたのみのおもむきさることなから
すきをきらいにするよりことの外
むつかしふこざる 一七日だん食
ていのらねはなりませぬ
そのかはりにしんのすき
にいたすじや
それは御くろうな
ことおかげて倅か
女ずきになりましたら
御礼は千両上ませう
【下段】
おれが主さまと
ちと入
合せると
よい
ものか
二人てきるに
まゝならぬよの中じや
わしはあのほうさまのきとふで
門之介【=市川門之助】にほれられたい
もんだのう
わしやぁ
門之介ても
門介でも
かまわぬ
たゝくちぢかいかよい