翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

止而道致虚録 3巻 - 翻刻

止而道致虚録 3巻 - ページ 9

ページ: 9

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【七丁裏 画面右下】 さるほどにあんけらこんけらの両 そうは御きとうりやう千両つゝに 直ことしてさつそく立かへり壇を かざり日夜おこたりなく 一七日か間いのりしかども 何のしるしもなかり しかは いのり くたひれ両僧 ともにまどろ みける 【あんけら坊台詞 ※お告げ】 ぜんざい〳〵 われはこれいわやの 弁天方の居候 止而(やんして) 道致(とうした) 明王とはわか事なり 汝ら両人大金のきとう料にめが くれてとんだ事をうけ込弁天を いのることさりともむたなりとかく 道理 をわきまへよ【。】天の一気わかれて 陰陽となり 陰陽の気化して日月星辰山河草木珠玉金衣 人間鳥獣魚亀虫の類陰陽の気化なりある か中にも人は天地の正気を受たるものゆへ万【横棒が欠損】物の 霊長なりとて高勝【高尚?】といふではないが其中 【八丁表】 に黒大極上々吉無類飛切天にひとしき順正の気 を受たる人間を聖人といふこれよりしだいして極【?】より大に いたり黒上々吉白上々吉或は上々くだりては めはな【目鼻】は同 しくして其品の高下有事ちうさん【昼三】とにたりよるも 甚し惣じて気化するに順送りあり邪正ありへん成 ありかたちにへん気を受たるをかたわといひ心にこれを受 たるをとんちきべらぼうどろほうしわんぼう【吝ん坊=ケチん坊】 みなかたわものなりしかれ共 かたわもとりゑあり めくらへびに おちず ばかばけ物     を こはがらす しわんほう銭にことをか□ず【かゝず】ぶなん 女郎にはまらずこれを天道人ころさずといふ こうきまつたものしやからいのりとはとんだ やぼのいたりなりけるをよく〳〵いひきかせ てくれふと弁天のたのみなれど今この きとうがきかずはなんぢらが【汝らが】かぶが【株が】すたるであらふに よつておれがないしやうでくめんをしてこぢまな りやくをあらわしゑさすべじ【し】ゆめがさめ たならばこの一くわんをみよ さらば〳〵