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コレクション: STAGE1

箱根温泉誌 全 - 翻刻

箱根温泉誌 全 - ページ 36

ページ: 36

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 神代杉(じんだいすき)を合(あは)せしのみなり故(ゆゑ)に此楼(このろう)を神代楼(じんだいろう)と云(いふ)  又|向(むか)ふの離(はな)れ座敷(ざしき)は庭中(ていちう)に池(いけ)ありて上(うへ)より飛泉(ひせん)  落来(をちきた)る此(この)飛泉(ひせん)を避邪泉(へきじやせん)といふ其(その)長(なが)き事(こと)宛(あたか)も山上(さんじやう)  より数丈(すじやう)の布(ぬの)を晒(さら)したるが如(ごと)し此(この)庭中(ていちう)に左(さ)の碑(ひ)  面(めん)を建(たて)てり    宮内大輔従四位勲三等杉孫七郎撰並篆額  箱根有温泉七號曰七湯木賀其一也宮原新太郎  世家於此構樓引温泉於室以待浴客庭有懸泉由  翠辟而下二十餘尺状若垂帛挹而飲之甘洌異常  蓋名泉也明治九年夏余以避暑往遊為溪山之間  景致幽邃意頗楽之一日新太郎指懸泉曰是未有  所名願命而銘之余諾而帰遂命曰辟邪為之銘曰   惟茲清泌  瓊漿玉液 仙霊所護 百萬遠跡  明治十五年十月 小西正陰書  志鎌三秀刻 ○温泉(おんせん)の性質(せいしつ)  硫黄(いわう)  石炭(せきたん)の二|氣(き)を含(ふく)めり ○主治(しゅぢ)功能(こうのう)  帯下(こしけ) 崩漏(ぼうろう)  痔疾(じしつ)  腰痛(こしいたみ)  神経病(きざし)     傷冷毒(ひへしやう)  脚氣(かつけ)     ○名跡(めいせき) 木賀(きが)善司(ぜんし)の由来(ゆらい)  往昔(むかし)源|頼朝公(よりともこう)の家臣(かしん)に木賀(きが)善司(ぜんじ)  吉成(よしなり)と云(いへ)る人ありしが齢(よわい)半(なかば)過(すぐ)る頃(ころ)俄(にはか)に病(やまひ)に罹(かゝ)り