翻刻
【右丁】
時はせにみたう御たて候へは観音様をはせへかへし可
【朱筆】「申」と被仰候て御かり被成候其後木の新保村の内ニ御観音
【朱筆】「御」座候又其後出羽殿まちに御座候其時も七村之内ニ観
音様御座候間彼御房切之相届候てかたく預ヶ申候然は
【朱筆】「慶長六」
此近年かのとのうしのとし河北郡之内うたつ山へ御観音様
御引被成候由七村之うち子共年反驚入慶長七年三月
【朱筆】「十一日ニ石」うら村之住人与三兵へ宗儀門以両使彼御坊へ相届
【朱筆】「申候」へは何時成るはせに御堂御たて候て無異儀御観音
様御かへし可申と其時はあんぜん坊被仰候旨其ふんニ任候て
預ヶ置申事
【左丁】
【朱筆】「按石浦郷の産土神山王社」
一慶長七年三月廿九日ニ石うら村之内三わうの御みやの□□
【朱筆】「の時御せん」ぐとしてあんぜん坊石うら村へ御出候其時も御観
【朱筆】「音」様御かへし候へと申候へは右之ふんにて候と被仰候間預ヶ申事
【朱筆】「一」慶長九年之春御とひらきにて候間うち子共うたつ山へ
参當年廿七年ニ成申間御とひらきは御無用と相届
【朱筆】「今久保市法住坊」
候へは其時はほうじう坊石うら村へ御出候て御わひ事被成候はや
はや【朱筆】「町々にも」御とひらきとふたをたて申間たとへ三十三年に
【朱筆】「なり」かゝらす共御とをひらかせてくれ候へと御わひ事被成候間
【朱筆】「ひ」らかせ申其時もうち子共参候て慥相候て預ヶ申然は
【朱筆】「此」近年は御観音様御座候在所は他郡といゝ他村といゝ七村
のうち子共はまほりほとけにはなれ此近年は在々所々に病人