Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 4500 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 4500 - ページ 15

ページ: 15

翻刻

きゆく程に” きさきの宮おほしめす” 我はこれ小国のも のと有なから大国のきさきにそなわりたる” そのこう めいを日本に” のこしてこそとおほしめし” 御ちゝの大 しよくわん” こうふくし【興福寺】のこんたう【金堂】” おなしきしやか【釋迦】のれ いさう【霊像】を” 御こんりうある人たに” かのみたう【御堂】のせにう【施入】 に” ふつく【仏具】ほうく【法具】をおくつて” まつたいのしるしとも” な さやはやとおほしめしそろへ給ふたからにはまつ” 《割書:つめ》くはけんけい【華原磬 注①】しひんせき【泗浜石 注②】” くわんけんけい【注③】と申は” うち ならしてのそのゝちに” こゑさらになりやます とゝめんと思ふ時には” 九てうのけさおゝふなり” し ひんせきはすゝり” かのすゝりのとくゆふは” 水なくして すみをすつて心のまゝにつかふなり” ほんほん【梵本 注④】の 【注① 中国陝西省の原産の石で作った磬。】 【注② 中国の泗水という河の岸から出るという石。磬や硯をつくるのに用いるという。】 【注③ かげんけい(華原磬)の変化した語】 【注④ ぼんぽん=梵字で書かれた書物。】