翻刻
めしもろ〳〵のりうわうたちをあつめておほせら
れけるは” 《割書:いろ| 》われらはすてにかいていのりうわうたりと
いへと” 五すい【衰】三ねつ【熱】ひまもなくおつこう【億劫】にもあひ
かたき” 《割書:ことは| 》しやくせんたんのみそきにて” 五寸のしやか【釋迦】のれ
いふつ【霊仏】の” 此なみの上に御さあるを” いさ〳〵うはひと
つてわれししやうかくなるへし” もつともしかるへしと
て” 八大りうわうのなみ風あらくたて給えは” 舟ひよ
うたう【漂蕩】し地さんし” なみちもしつかならさりき” さり
ともきとくふしきの” ほとけのめしたる御舟なれは”
しやうかいの天人は雲をしのき” ふつほうしゆこのや
しやらせつはなみ風をみつめさせ給ひ” 舟にしさい
はなくしてみつは【三羽】の” そや【征矢】をゐる【射る】ことく” ことさらおひ